NUTRITION / ENDURANCE LAB

ランニングにプロテインは必要?|食事・必要量・費用で考える

ランナーに必要なたんぱく質と、プロテインパウダーの必要性を分けて解説。食事での確認、不足分の補い方、ソイとホエイ、費用比較の方法を紹介します。

この記事の内容
  1. たんぱく質は必要。パウダーは必須ではない
  2. まず一日の食事を数える
  3. 食事か、パウダーかを選ぶ場面
  4. ソイとホエイ、どちらを選ぶ?
  5. コスパは「たんぱく質20gあたり」で比較
  6. 運動直後の一杯より、一日の不足を埋める
  7. さらに詳しく読む

01基礎・答え

たんぱく質は必要。パウダーは必須ではない

ランナーにもたんぱく質は必要ですが、食事で必要量を取れていればプロテインパウダーを追加する必要はありません。パウダーは、食事の不足を手軽に補う選択肢です。

疲れが抜けないからとプロテインだけを増やす前に、主食、総エネルギー、睡眠を確認します。たんぱく質が十分でも、運動量に対して食事全体が不足していれば問題は解決しません。

02具体的な実践

まず一日の食事を数える

運動する人のたんぱく質摂取について、ISSNの声明では多くの運動者に1日あたり体重1kgにつき1.4〜2.0gの範囲を示しています。すべてのランナーが上限を目指すという意味ではなく、運動量や食事条件に合わせて検討する目安です。

体重60kgなら84〜120g/日という計算になります。これは研究声明の範囲を体重に換算した例で、個人への処方ではありません。腎疾患などで食事管理を受けている方は、自己判断で高たんぱく食にせず主治医・管理栄養士の指示を優先します。

食事か、パウダーかを選ぶ場面

場面選び方
毎食、肉・魚・卵・豆・乳製品などが取れている食事量を確認してから追加を判断
朝食や昼食にたんぱく源が少ないまず卵、豆腐、納豆、魚などを足す
運動後、次の食事まで長く空く補食やパウダーを候補に。不足する糖質も別に補う
パウダーでお腹が不快になる量・原料・乳糖などを確認し、無理に続けない
食事全体が少なく体重も落ちているパウダーだけで対処せず、総摂取量を評価する

食品のたんぱく質量は商品や量で変わります。包装の表示を使い、2〜3日分の普段の食事から不足を確認します。

ソイとホエイ、どちらを選ぶ?

ホエイは乳由来、ソイは大豆由来。どちらもたんぱく質を補う手段になり得ます。原料名だけで選ばず、一回に取れるたんぱく質量、飲みやすさ、アレルギー、お腹への合いやすさ、費用を比較します。

乳でお腹が不快になる方は製品の乳糖などを確認します。ソイにも大豆アレルギーへの注意が必要です。どちらを選んでも、毎日の食事全体を置き換える必要はありません。

コスパは「たんぱく質20gあたり」で比較

計算式は、価格 ÷ 商品全体のたんぱく質量 × 20。粉の重量ではなく、栄養表示のたんぱく質量を使います。

仮に1kgで3,000円、たんぱく質含有率75%なら、総量750gなので20gあたり80円です。これは計算用の架空の例で、現在の商品価格ではありません。食べ物は一食のたんぱく質量と費用を同じ方法で比べられますが、糖質や他の栄養、満足感も合わせて考えます。

03専門解説・関連資料

運動直後の一杯より、一日の不足を埋める

まず日々の食事を整え、食事で取りにくい場面を補います。運動後に食事が取れるなら、その食事を回復の機会にできます。パウダーを飲んだこと自体を回復完了の証明にしません。

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