時計の睡眠データを、読み違えない。
単日の点数より、自分の生活と症状に照らす。
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数字は何を測っているか
腕時計は動きや光学心拍などから睡眠を推定します。睡眠段階の診断に使う脳波などの睡眠検査とは測定方法が違います。機種やソフトの更新でもスコアは変わります。
| 指標 | 使える場面 | 限界 | 実際の読み方 |
|---|---|---|---|
| 睡眠時間・就床時間 | 数週間の生活パターンを見る入口 | 入眠・覚醒の推定誤差がある。時計の装着忘れや静かに横たわる時間でずれる。 | 就寝・起床のメモと照合し、週単位の変化で読む。 |
| 睡眠段階(深い/REM等) | 研究では脳波を伴う睡眠検査で区分 | 腕時計は脳波を測らず、個々の夜の段階判定には誤りがある。 | 深い睡眠を何分増やすかの目標にしない。気になる症状は医療相談。 |
| 夜間心拍・HRV | 同じ機器と条件で自分の通常域との差を観察 | 飲酒、感染、負荷、室温、計測など複数の影響。回復の完了や病気を単独判定しない。 | 主観、睡眠機会、トレーニング、局所痛と一緒に記録。 |
| Body Battery・回復スコア | メーカー独自の複数指標を一画面に要約 | 計算式と機種の更新で変わる。筋・腱・骨の修復、故障リスク、レース成績は直接測れない。 | 低値が連続し主観も悪ければ予定を再点検。高値でも痛みがあれば負荷を増やさない。 |
| 呼吸数・SpO₂・睡眠時無呼吸表示 | 変化を相談するきっかけ | 装着・皮膚・動き・高度などで誤差。無呼吸の診断検査ではない。 | いびき、呼吸停止、強い眠気があれば時計の値にかかわらず受診。 |
具体例:深い睡眠が短い表示
一夜の「深い睡眠45分」だけでは、脳波で測った値も翌日の練習可否も分かりません。まず就床機会、眠気、普段の傾向を確認。繰り返す強い眠気やいびきがあれば時計に正常と出ても相談。
具体例:Body Batteryは高いが腱が痛む
高い回復スコアは腱の負荷許容量を証明しません。局所痛や歩き方の変化を優先し、練習を調整。時計に対する過度な不安が睡眠を妨げるなら通知や表示頻度を減らす。